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GINGRICH

INTERNATIONAL SUMMIT ON
GREY-FACED BUZZARD
国際サシバサミット & 寒露の渡り

絶滅危惧種のタカ、サシバと彼らが暮らす環境について考える「国際サシバサミット」のロゴや広報物、冊子の制作を行いました。

サシバは、東アジアに生息する中型のタカ。海をまたいで渡りをすることで知られ、春先になると南西諸島や東南アジアからはるばる日本各地の里山に子育てをしにやってきます。彼らのお目当ては、カエルやヘビなど、エサとなる生き物たち。サシバがいることは、動植物が生き生きと暮らす自然豊かな土地である証です。

以前は繁殖地の代表、栃木県市貝町や、渡りの中継地点として有名な沖縄県宮古島市などでたくさん見られたサシバ。しかし、密猟や環境の変化によって、その数は徐々に減っていき、2006年には国の絶滅危惧種に登録されました。サシバのさらなる減少を防ぐには、サシバが住みやすい環境を取り戻さなければいけません。

国際サシバサミットは、サシバが子育てをする繁殖地、渡りの休憩場所となる中継地、冬を越すための越冬地、3つのエリアが集うサミットです。
サシバの保護と彼らが暮らす豊かな自然の未来について考える場として、2019年に栃木県市貝町でスタートしました。

DESIGN: Shoichi Wada(Pass)
ILLUSTRATION: O OGIMOTO
主催: 国際サシバサミット実行委員会
共催: 日本自然保護協会ほか