KANRO NO WATARI 寒露の渡り

渡りをするタカ、サシバと彼らが暮らす自然について考える国際サシバサミット。その活動の一環として、琉球泡盛〈寒露の渡り〉がつくられました。弊社ではラベルデザインや、コピー、オンラインストアの制作を行っています。

〈寒露の渡り〉をつくるのは、沖縄県宮古島市伊良部島にある宮の華酒造。沖縄県宮古島市は、サシバの渡りの中継地としてよく知られ、10月はじめになると全国各地から子育てを終えたサシバがやってきます。越冬のため東南アジアや台湾などに向かうサシバにとって、宮古島は絶好の休憩スポット。秋の宮古島の空にはたくさんのサシバが舞い、地元では古くから「寒露の渡り」という風物詩として親しまれてきました。

通常、タイ米を原料とする泡盛ですが、「寒露の渡り」に使われるのは国産米。その産地となるのが、国内有数のサシバの繁殖地、栃木県市貝町です。

サシバが遠く離れた地域をつないでできた琉球泡盛。サシバとともに暮らす人々の、サシバと彼らが暮らす自然を守りたいという強い思いが〈寒露の渡り〉には詰まっています。

design: Shoichi Wada(Pass)