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GINGRICH

POSEIDON 海皇

熊本市の繁華街にある雑居ビルの3階。扉を開けると、国籍もさまざまなお客さんが焼酎とはなんぞやというマスターの話を興味深く聞きながら、楽しそうにグラスを傾けています。旅行に行ったらその地元のお酒が飲みたい。しかも、本格的なものを。「Glocal BAR Vibes」は、そういう人々にはたまらないバーとして知られています。
焼酎の蔵元を100近くも訪ね、酒造りの手伝いも行うほどその魅力に取り憑かれた店主が、海外向けにオリジナル焼酎として販売したのがこの「POSEIDON 海皇」。仕込みの過程で海水を使用したり、芋焼酎と麦焼酎をブレンドするなど、味わいにこだわりぬいた一本です。アメコミ風のデザインにしたいというリクエストを受け、弊社がラベルデザインを担当しましたが、いくつかのパターンを制作したところで、店主が知人である外国人数十名にアンケート投票を行うなど、新鮮なフィードバックが印象的でした。世界的な蒸留酒市場の拡大で、日本の焼酎のポテンシャルに注目が集まりつつありますが、こういう強い思いこそが大切だなと改めて感じました。